鬼滅の刃とエステ⁉ ~繋がりはどこに?~
この仕事を目指した時、「自分が綺麗になれるのではないか?(*´ω`*)」と思っていた27年前。
そんな浮ついた気持ちで、就職試験にトライした会社にこっぴどく落とされた経験があります(苦笑)(-“-)
次に受験した会社で、自分は運よく拾ってもらえ、ようやくエステ道がはじまった。
今のように、美容専門学校にエステ科がある、そんな時代では無かったので会社で必死に修行をする日々。
教えてもらうというより、先輩や上司の動きをみて学びとる姿勢で臨まなければあっけなく取り残される。
有給休暇という制度も知らず(笑)、学歴のない自分だからこそ、理解が遅い自分だからこそ、人と同じ努力では取り残される…という焦りでいっぱいだった20代。(; ・`д・´)
ようやくサロンを1店舗任せてもらえるようになった頃、銀行へ売上金を入金しに行く時だった。
若手エステティシャンと思われる3人組が、仲良くお昼休憩と思われる和やかな空気を漂わせ歩いていた。
よく見ると、初めて受験し私を落とした会社の制服を着たエステティシャン3人組。
私は、3人の後ろを歩く。歩く。歩く。
その時に、「何故、この人達の後ろを歩かなければならないの?」
何か負けたくない気持ちが生れてしまったんでしょうね(;’∀’)。
足早に抜かし、銀行まで猛猛ダッシュ‼で向かったあの秋晴れの日の事を思い出します。
あの会社には、絶対負けない‼とか、私はこの会社に入ったからには少なくともあの会社に勝たねばならぬ‼‼とまで、鼻息荒く奮闘していたように思います。
今思えば、何をもって負ける?何をもって勝つ?のでしょうか笑笑(;^ω^)
そんな想いの中、サロン現場で沢山のお客様と出会い可愛がって頂き育てて頂いたように思います。
「〇〇さんはここを沢山やってくれるの」など、お客様が上手くご自身の好みを伝える為に先輩エステティシャンのワザを教えてくださったり、時には、手作り弁当を持ってきてくださるお客様もいらっしゃいました。
あの時の、煮物は空腹の胃に染みわたり、やさしい味がしっかり染み込んだ里芋の味を今でも忘れられません。
親の反対を押し切って19歳で親元を離れ、会社の寮での生活でしたが同僚や先輩、上司そしてお客様から支えていただいた日々があったからこそ、今もエステを続ける事ができております。
今振り返ると、この仕事は人として女性として長い歳月をかけて重ねてきた人生キャリアがあればあるほど、自身の手を通して寄り添いその人の未来を切り拓く事に、力になれるとても尊い仕事であると感じています。
エステティシャン仲間と会うと本当に思うのですが、心が熱い人間ばかり。(*´з`)
そもそも熱くないと、できない仕事かもしれません。(*_*;
その熱いエステティシャン達が、心から尽くしたいと魂が揺れる瞬間は、「有難う。本当によかった。」と心から満足し、承認された時。このためだけにやっている感じです。
この気持ち良い感覚を、沢山のエステティシャンの卵達に伝えたいので、時々、講演活動をしたりしています。
最近では、日本エステティック業協会という団体に所属し理事活動をさせて頂きながら、エステティシャンの教育制度の構築をさせて頂いております。
その中で、エステティシャンを目指される方へのアニメーションを制作致しました。
咲という少女が親友である海という少女の夢を応援しながら、エステティシャンを目指していくストーリーです。
↓日本エステティック業協会(AEA)コンセプトムービー
「このてのひらの温もりで、誰かの世界を変えていく」まさに、エステティシャンは仕事を通して、人に影響を与える大事な役割を持っているといえます。
咲の声は、『鬼滅の刃』栗花落カナヲ役で活躍の上田麗奈さん
海の声は、『Re:ゼロから始まる異世界生活』エミリア役で活躍の高橋李依さん
監督は、loundrawさん
このアニメーションを見ると、急に自分自身も27年前にタイムスリップしてしまいます。
迷いながらも気がつけば、27年経ちました。
最初から、この仕事を27年やる‼と決めていたわけではありません。
お蔭様で、今ではこの仕事で生きる!と決める事ができました。
アメブロ「赤坂エステ プライベートサロンTK」はこちらから >